第99回高校サッカー選手権三重県大会2回戦vs津工業(四中工G)試合結果
R2.10.24(土)11:00vs津工業 四中工グランド(人工芝)
スタメン:谷口、奥山、林、鈴木、髙山、市瀬、倉本、伊藤、米積、世古、勝田
サブ:坂西、山本、髙木、飯田、磯崎、橋場、川口、岸上
結果:久居農林0(0-6 0-8)14津工業 9m●,21m●,27m●,28m●,29m●,37m●,41m●,45m●,46m●,48m●,55m●,65m●,70m●,80m●
交代:37m市瀬→飯田
コメント)一昨年の新人戦でベスト8に入った時のセンターラインのほとんどが今の3年生である。怪我人が多いチーム状況でも世古と鈴木が復帰した。直前のTRで村林が捻挫して戦線離脱を強いられる。それでも機は熟したと感じるほど、この試合をワクワクしていた。この1年間はこのため(シードチームとの対戦)に準備してきた。前日は雨が降るも当日は快晴で人工芝であるため問題がない。気温も低い。抜群のコンディションである。
相手は特異な布陣のため、守備面で相手に合わせて、自分たちの攻撃の良さを出すことが求められた。昨年の選手権vs川越戦でも無失点で抑えるも得点が奪えず延長で屈した。この1年はゴール前の攻防を常に意識した。立ち上がりはオーバーコーチングであるが戦い方をベンチからサイドコーチングで指示をする。CDF奥山の縦ずれから守備がはまり、第1・2優先スペースを活用し、世古・勝田の良い攻撃を引き出す。相手ゴールから遠い位置ではあったが世古や倉本のシュートもあった。立ち上がりは予定通りであった。しかし普段とは違い1枚多い相手アタッカーのプレスが数的同数を生む等、ビルドアップに良いリズムが生まれない。すると9mにGKのフィードを奪われ失点。21mGKが中盤に入れたパスを奪われカウンターで失点。27mGKとDF の間に出たパスの処理ミスで失点。28mボランチのパスを奪われカウンターで失点。29m相手の何気ないクロスをGKがクリアミスで失点。この前半の30分間を0-5ではなく、失点を食い止めることができれば、もう少し拮抗した試合を展開できたのではないだろうか。点差が付いた状況でもHTで3年生は落ち着いていた。選手間の話し合いが見られ、具体的なアドバイスを倉本がする。ベンチの3年生岸上も選手に声かけをする。この1年間の成長を垣間見た。後半は中盤での保持を安定させるべく、苦渋の決断ではあったが市瀬を外した。サイドDFに飯田、ボランチに髙山である。それでも自陣ゴール前から適切にボールが前に運べない。GK谷口のファインセーブが増えるも、相手の守備の網にはまって失点を重ねる。効果的な中盤のポゼッションからサイドチェンジに持って行けない。相手は大量得点に乗じて選手交代を増やす。その都度、フレッシュな選手の登場に攻守で後手に回される。後半終了間際でも失点を喫した。大敗であった。県のトップチームとの対戦を目の前にして、想定していた最悪のケースになってしまった。
0-5の状況から勝てないかもしれないが、守備をサイドコーチングで刺激して、試合を安定させればもう少し違ったかもしれない。選手は最後までよく頑張ってくれた。FWも中盤まで戻って守備してくれた。ゴールキックは1回もフィードせず、すべて前進を試みてくれた。今まで積み上げてきたサッカーを最後まで貫いてくれた(前線からのプレス、ボールを大切にする等)。点差は離れたが、“勇気”を持って戦いきってくれた。ただ倉本のターン以外はミドルエリアで前を向く工夫をせずバックパスが多かった。数的同数の状況をドリブル等で剥がしていけなかった。自陣ゴール前で守りきることができなかった。試合には負けたが、多くのことを学びそして成長を確認できた。しかしこの悔しさは忘れないでおこう!自分たちの成長のために。そしてこの恥ずかしさに打ち勝っていこう!あきらめずに久居農林のスタイルを貫いた3年生の背中を追いかけよう!“Small is beautiful !”(近藤)
0コメント