第100回全国高校サッカー選手権大会三重県予選3回戦(vs宇治山田商業)
2021.10.24(sun)12:00kickoff vs宇治山田商業 伊勢FV-C
【スタメン】
吉井、鈴木、磯崎、飯田、坂西、山本ひ、髙山、村林、児玉、伊藤、山本ば
【サブ】
髙木、堀井ま、松本、堀池、北川、杉谷、永井、土性、松浦
【結果】
久居農林1(0-1 1-4)5宇治山田商業
得点)21m●,57m●,66m●,72m●,73m〇北川,77m●
交代)HT山本ひ→堀池,48m児玉→北川,50m吉井→髙木,75m山本ば→松本
【コメント】
前日の試合で米積が戦線離脱。村林・髙山の両ボランチも負傷していた。サブのメンバー構成も堀井まを含めてボランチの選手を3名、DFも2名に変更した。本来、あまりサブを帯同させないタイプなのだが、今シーズンの県2部リーグ鈴鹿2nd戦で思わぬ負傷退場で交代メンバーがおらずに10名で戦うことになった。今回はサブのバックアップも対象選手にして挑んだ。
戦いのキーポイントを山本ばの起用と考えていた。前半からFWで起用するか、後半途中から起用するかである。チームコンセプトとして前線からのハイプレスを標榜している。前半から勝負に出る前者を選ぶ。サイドDFは3年生坂西に任せる。試合開始から久居農林のプレスがかかり、相手コートでの時間帯が多い。昨年の選手権はこだわりが強すぎて相手コートに入れなかった。今年は攻撃に柔軟性を持たせて試合に挑む。功を奏して、相手コートで攻防があるが1年間取り組んできたアタッキングが効果的に表れない。右サイドで鈴木がボールを保持してもFWの動き出しに怖さを感じない。アタッカーの関りを重視してTRしてきたが、得点の匂いのする動きが見られない。スキルのある伊藤・山本ばをFWに入れていたが距離が遠くて関りが薄い。また選手権期間中、ボランチのゲームコントロールも実践感の低さから低調だったのも影響していたかもしれない。予想以上の良い試合展開に持ち込めたが、1年間の取り組みはあまり見られなかったのが残念であった。前半で1~2点取れていたら、違った結果になっていたのではないだろか。前半の失点はビルドアップ時のパスミスからのカウンターであった。後半から堀池をMFに、山本ばをSMFにして北川をFWに、松本を右MFに入れて髙山をFWにしながら流れを変えに行くも守備時の対応のまずさからPKやパスミスによるボールロストからのカウンター等で失点を重ねてしまう。73mに北川がゴールを決めるも自分たちの形で決めたというよりはラッキーゴールであった。それでも後半の終盤になって丁寧なビルドアップからアタッキングを仕掛けれたことは3年間ボールを扱い続けてきた成果が出たように思う。
個人的には1-5の試合内容ではないと考えているが、前日の試合が延長になり負傷者が出たこと、その勝利で気持ちが上がってしまって重要な宇治山田商業戦の前に気持ちのピーキングが表れてしまったようにも思う。また思った以上にミカサのボールが人工芝で跳ねることやハイボールの攻防にボールをコントロールできなかった(ヘディング、胸コントロール、エッジコントロール等)。しかし宇治山田商業とはチーム力で1-5の差があるとも感じる。結果には試合内容以外の要素が含まれる。上位リーグのチームは下位リーグのチームに負けたくないと思って戦う。その「負けない」と思う気持ちの強さを跳ね返す要素(心技体)をまた1年間育てて、戦い続けて行こうと思う。「Small is beautiful!」サッカーの本質を久居農林の選手たちと追及し、久居農林サッカーの努力の花を咲かせたい!それをOB・OG・保護者・学校関係者とともに喜びを分かち合いたい!(近藤)
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