現在の部活動について~久居農林サッカー部~

現在、三重県内は「まん延防止等重点措置」の発令中である。さらに3週間延期されて3月6日まで延長が報道されました。三重県内の県立高校における対策の主な内容は以下の通りである。

学校の教育活動は教育内容を配慮しつつ、ほぼ通常の活動を進めている。部活動については感染対策を行いつつ活動することができる状況である。

本校サッカー部はコロナ禍で部活動を安全・安心に行えるように3つの点を重点的に配慮し、活動を続けている。


①通学時の電車等の密を避ける取組

通常、本校サッカー部は平日は朝練・夕練を行っている。朝練は7:00~8:00、夕練は15:45~17:45である。選手が放課後の練習後の下校時間が電車内で高校生だけではなく、通勤の会社員の帰宅と重なる時間帯で不安だと訴えてきた。そこで「まん延防止等重点措置」の期間中は夕練をなくし、平日は朝練だけにした。しかし週末はすべて9:00~11:00の練習は行うことが条件である。朝練の時間帯は電車内も比較的に密を避けれる。


②選手の体調管理

以前から毎朝の検温を練習前に検温チェックシートに記入することを義務づけている。それだけではなく微熱を発症した場合、頭痛・のどの痛み等の風邪症状を引き起こした場合に練習参加を控えさせる取組をしている。学校に登校しているのだから練習参加も可能なわけであるが、以下の資料を参考に本校サッカー部独自の待機期間を設定している。

選手本人が発熱(37°以上の微熱も含む)又は頭痛・のどの痛みを発症した場合は10日間、選手の家族が上記症状を発症又は選手が濃厚接触者になった場合は7日間の練習待機期間を設けた。練習の場が、安全で安心な状況を確保するための取組である。


③着替え場所の密を避ける

現在、選手は部室を使用していません。武道場横のスペースで着替えています。そのスペースを等間隔に荷物を置きつつ着替えることで更衣場面での密や感染を防ぐ取組です。

この3つの取組で選手達も練習に集中して取り組める環境をつくることができた。微熱で10日間等で練習待機期間になるので練習人数も減る。現在1・2年生で40人の規模であるが、練習人数は25~30人程度である。それでも参加する者は不安を払拭して練習に参加している。4月にはリーグ戦が始まる。焦る気持ちもあるが、命や後遺症等のことを考えるとできる範囲内の活動で最善の努力をしていくべきと考えた。選手達にはこの最低限の活動を大切にするために感染予防と体調管理を切に期待している。またコロナ禍期を恐れすぎずに感染予防の徹底をしてコロナに向き合いながら日常生活をできる活動を確保していく考え方に移行して欲しい。そして保護者の皆様にはサッカーをするために本校サッカー部がしている取組を理解していただき、選手の練習参加を認めていただきたい。(近藤)

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